側湾症と逆流性食道炎
約5か月前、腰痛でお困りの60代の女性が来院されました。
40代後半から中腰での作業後に痛みを感じることはあっても、さほど辛さを感じずに生活をされていたようです。
それが来院の1か月前にストーブを持ち上げてから、台所などで前屈みにの際の痛みがひかなくなりました。
長距離を歩いた後は安静時でも痛みがあるというお悩みでした。
その患者様は側湾症(背骨が横に曲がっている病気)がありました。
服の上からなぞるだけではっきり分かる程でしたが、40代後半で痛める前は特に痛みを感じる事なく過ごされていました。
その後数回来院され、初めての来院時から約2か月後に思わぬ報告を頂きました。
それは、実は逆流性食道炎によって以前は度々胸焼けを起こしていたのが、ほとんど無くなったということでした。
骨盤や背骨を整える施術をし、ご本人も当院が指導させていただセルフケアを継続した結果が良い副産物を生んだと思います。
施術によって曲がった背骨が真っ直ぐなったという訳ではありません。
しかし、施術が痛みの軽減だけではなく、内蔵の働きにも良い影響を与えた可能性があります。
腰の方も、仕事などで長時間同じ姿勢が続くとまだ辛さは残るものの以前のように痛み止めの薬に頼る事は無くなったと喜んでおられました。
体調不良で悩まれている方は、姿勢や骨格を整えるというアプローチも検討してみてください。