サンダルで長距離歩いてから腰などに痛み出現

40代半ばの女性のケースです。

この方はご主人の紹介で来院されました。

来院の10日前にスリッパのようなサンダルで10キロ以上歩いたらその夜から腰と臀部に痛みが出始め、様子を見ていたが改善せず5,6日後に痛みがピークに達したそうです。

さらに、ふくらはぎにも痺れやだるさが出始め日常生活に支障をきたす状態での来院でした。

寝る時以外はじっとしていても痛みがあり、床に座った体勢が一番つらく痛みで思考がまとまらないのが困ると仰っていました。

14歳の時に腰椎分離症と診断されてますが、今回痛める前は問題なく生活出来ていたとのことです。

しかしふくらはぎの症状、これは坐骨神経痛なのですが、これが出現したとなるとやはり弱い部分を抱えていたと考えざるを得ません。

奇しくも紹介して頂いたご主人もぎっくり腰からの坐骨神経痛での来院でした。

ご主人の場合は1回目でご本人がびっくりするほど痛みが軽減しましたが、この方は日常生活がほぼ大丈夫という状態になるまで2ヶ月かかりました。

2回目の来院で痛みは半減しましたが、そこから一進一退の時期がつづきました。

分離症に加えて上体が傾いているなどのアンバランスがあったのと、尻もちをついて悪化させるトラブルなども長引く要因になりました。

それでも、もともとスクワットなどで身体を鍛える習慣をお持ちだったので、指導したセルフケアの運動療法も積極的に行ってくださいました。

その結果、しびれが取れるのに手こずりましたが上記の通り2ヶ月での卒業となりました。

サンダルで長時間歩いた事が痛みの根本的な原因ではないですが、悪い歩き方をする事が最後の一押しとなってしまい痛みの出現に繋がってしまうことはあります。

外出の際はスニーカーや運動靴など歩きやすい靴をはいて身体を傷めないようにしましょう。

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