しびれで悩んでいたすべり症の女性

今年の2月に20代半ばの女性のが来院されました。

歩く時や5分以上立っている時に右の臀部からもも裏までにしびれが出ることと、腰も多少痛むというお悩みでした。

1年程前に腰が痛くなって整形外科に行かれ、そこで先天性のすべり症(背骨を構成している腰椎がずれている)と診断されて痛み止めを処方されました。

その時は2・3週間で治まったそうです。

しかし4ヶ月前辺りからしびれを伴う痛みが出るようになってしまい当院に来院されました。

直前1か月以内に病院に行った際にはすべり症が悪化していると言われたそうです。

症状を聞いて最初にお話させていただいたのは、レントゲンなどの画像検査上の問題と症状は必ずしも一致する訳ではないということでした。

先天性のすべり症がありながら1年前まで痛みが無かった事や、痛み止めで治まって以降半年以上の間は薬を飲まなくても大丈夫だった事でお分かりになると思います。

そうは言っても神経を収めている背骨と土台である骨盤を整える事が必要であるということを説明させて頂き、施術をスタートしました。

施術後に注意点やセルフケアの方法をお伝えしてお帰り頂きました。

2週間後の来院時には痛みが半分近くまで減っていました。

空港で重い物を運ぶ力仕事をしていて、始業時にラジオ体操をするのですが、腰を回す動きと体を横に倒す動きには痛みを感じるとのことでした。

約1か月後の来院時には痛みの強さにあまり変化は無かったものの、歩く時と腰を回す動きに痛みが無くなっていました。

その後、改善度合いがやや停滞するときもありましたが、徐々に痛みが弱まり初来院から約3か月の来院時には体を横に倒す動きに痛みを感じなくなり、立っているのも15分位までなら問題が無くなっていました。

この間病院には行かれてないので画像検査はしていませんが、きっとすべり症自体はそのままだと思います。

それでもこのように症状は改善が見られたので、画像検査で問題ありと診断された方もあきらめないようにしましょう。

80歳まで踊りたい

70代半ばの女性の患者様のお話です。

当院の患者様の奥様から紹介されて来院されました。

3年前に腰椎すべり症(背骨がずれる病気)と診断されて手術を勧められたそうです。

しかし、それが嫌で痛みとどうにか付き合いながら過ごされていました。

とても活発な方で、痛みはあるもののスポーツクラブで週に4,5回程ダンスをされていました。

しかし初来院の2,3か月前から夕方以降は立っているだけで腰の左側がズーンと重い痛みが出て、その痛みが臀部から股関節までひびくという状態でした。

骨盤や背骨を整える施術をスタートして1週間後の来院時に状態を尋ねると、あまり変化がないということでした。

しかし、質問を重ねていくと以前よりも痛みのない時間が出てきていたりと変化はあるようでした。

質問をされなければ自覚できなかったと仰いました。

そこで、簡単でいいので記録をつけることをお勧めしました。

それ以降、状態の良し悪しを〇✕△に分けて、時間も午前・午後・夜に分けて1週間分記録したものを持って来院されるようになりました。

最初の頃は、午前は〇印でしたが午後や夜は△と✕しかありませんでした。

しかし施術を重ねるうちに午前以外にも〇印が見られるようになりました。

ご本人もそのことを自覚できるため、希望を持てるようになっていると感じられました。

さらに、ダンスや買い物などの後には痛みが出やすいなどの傾向も把握しやすくなりました。

そこで一旦ダンスをお休みして、日常生活で痛みが出なくなってから再開するようにアドバイスをしました。

踊るのが大好きで休みたくないい気持ちが強かったですが、ご自分でも傾向を理解しているので納得していただけました。

その後、日常生活では痛みが出なくなり、ダンスを再開しても日数を抑えて貰って段階的に活動レベルを上げるようにしてもらいました。

もともと身体を動かすのはお好きなので、お教えしたセルフケアの体操もしっかりと行ってもらえました。

初来院から2か月後には✕印は付かなくなり、ダンスも週3回行っても問題ない状態まで回復されました。

回数は増やしたいけど、大事を取って自らセーブをされていました。

「ダンスは生きがいだから80歳まで踊るのが目標」と笑いながら仰っていました。

油断せずにこの調子でいけば十分可能だろうと感じさせる良い笑顔が印象的でした。

いつまでも好きなことができる元気な身体でいたいものですね。

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