梅雨時に関節が痛むあなたへ
2017年7月8日
雨が降ると節々が痛くなりますか?
ところであなたは雨が降ると以下の症状に悩まされませんか?
・膝などの節々がいたくなる
・肩こり、腰痛、頭痛がひどくなる
・体がだるくなる
・リウマチの症状が悪化する
当院に来られる方から、このような声をよく聞きます。
なかには関節の痛みで明日の天気が分かるなんておっしゃる方もいました。
雨の日に関節痛が出る理由
普段は感じませんが、私たちの体は1気圧の力で周りから支えられています。
低気圧になるとこの支える力が弱まるので、体が膨張傾向になり関節が緩みます。
また、低気圧になると炎症にかかわるヒスタミンという物質が増えます。
他にも、湿度や気温の変化から来る自律神経の乱れが痛みに関与します。
これが雨の日や雨が降る前に関節などが痛む理由です。
痛みが出ないようにするには
薬局でも売っている布製のもので充分です。
これは保温が目的ではなく、まわりから全体的な圧を加えることに意味があります。
血流が悪くなるほどきついものは避けましょう。
お腹周りであれば腹巻をするのもいいと思います。
雨が降ると気温が下がるので、足元は冷えないようにしましょう。
これからはクーラーで下が冷えてくるので、靴下を履いて「頭寒足熱」の状態にすることも大切です。
膝などの関節に痛みが出てしまった場合には、氷で冷やして(アイシング)炎症を抑えてください。
痛みの出ない身体づくり
筋肉が弱くなると関節を支える力が弱まるので、日常的に運動をして筋力を落とさないようにしましょう。
ウォーキングのように、リズミカルでリラックスできる運動は自律神経の働きを整えるので、
痛みだけでなく内臓の働きもよくしてくれます。
もう1つお勧めなのが水中ウォーキングです。
水圧がかかるので関節が安定しやすいですし、膝の痛みがある人でも水の浮力があるので無理なく行うことが出来ます。
これからの季節、特に今年は猛暑になるそうなのでぜひプールに行って水中ウォーキングをやってみましょう。